年間30万頭の犬猫が殺処分されている問題、犬猫の流通過程において起こる非道徳的な行為、食の問題に取り組んでいます。
somodeの犬猫問題|皆様と一緒にしたいこと|犬猫問題の現状|インタビュー|music|イベント|Appli
ドッグトレーナーのシェリーさんに、イギリスのドッグトレーニングについて、そして、イギリスの動物保護についてをインタビュー。「犬も人間も幸せになるトレーニング」とは・・・?
Sherry Melinda Eclair Fullerさん 1973年6月10日生まれ。イギリス、エセックス州、ロシュフォード出身。 ドッグトレーニングに携わり10年、数え切れない犬を指導。10人単位で行うグループトレーニングから、マンツーマントレーニングまで、ニーズに合わせ、幅広くこなす。 急な病気や事故にあった人を、救急車が到着するまで介護する、救急隊員のボランティア活動も行っている。 また、マダガスカルとタンザニアへのコミュニティープロジェクトにも精力的に参加。将来的に、日本にも何かの形で奉仕したいと考えるグローバルなドッグトレーナー。 At Fuller Inspirations we work with organisations, communities and individuals to support them to uncover their strengths, give form to their dreams and create a path to their highest aspirations. Sausages & Praise My dog training classes, held around south and central Essex, are built around learning through fun. Fuller Inspirations インタビュアー:Saki Anderson |
― 最初に、何故、ドッグトレーナーになろうと思ったのですか?
私はずっと動物が大好きで、犬と猫と一緒にいることを楽しんできました。 1999年頃、私はドッグレスキューセンターでボランティアをしていました。このレスキューセンターは、捨てられた犬や、迷い犬、飼い主さんが亡くなって しまった犬、または、虐待されていた犬を引き取っていました。ボランティアとして、私は、彼らと遊んだり、お風呂に入れたり、里親さんを探したりしていま した。
センターで、新しい里親さんが見つかった多くの犬が、またセンターに戻ってきたんです。彼らの新しい里親さん達は、「犬がリードを強くひっぱり過ぎる」、 「ソファをかじった」と文句を言っていました。これらは大きな問題ではありません。これらの問題は簡単に直すことが出来るのです。
それで、私は犬の習性についてと、犬のトレーニングクラスの運営の仕方を、2年かけて学びました。これで、犬が新しい里親さんのところに行った時、私が里親さんが犬を理解し、トレーニングすることを手伝ってあげられるようになったわけです。これは、 もっと沢山の犬が里親さんを見つけ、一緒に暮らすことが出来るということに結びつきます。
トレーニングスクールを設立し、犬とその飼い主さんを助けることが出来るようになり、このことを私はとても嬉しく思いました。 2002年、「Fido's Friends」という名前のスクールを開校しましたが、私の本職(地方自治体)の方が忙しくなってしまい、しばらくトレーニングの方を離れました。
でも、やっぱり犬と接することを懐かしく思って、2010年に、トレーニングを再開しました。今回のスクールの名前は、「Sausages and Praise」何故かというと、それがトレーニングの全てだからです。「ソーセージと沢山のご褒美!」
―あなたの仕事のどんなところが好きですか?
何が一番この仕事で好きかと言うと、犬と会えることですね!私は犬が大好きなんです。犬が幸せにしているところが大好きなんです。生活の中で起こる全てのことが、彼らにとって、どれだけエキサイティングであることか。 彼らの活力、一頭一頭が持つ、違った性格が大好きです。そして、人々が犬ともっと良い関係を築くことを助けることに、充実感を感じます。
―何故犬のトレーニングは重要なんでしょうか?
「悪い」犬というのはいませんね。犬は犬として振舞っているだけなのです。彼らは、人間のルールと習性を知りません。犬にとって、飛びついたり、食べ物を 盗んだり、噛んだりすることさえ、悪いことではありません。彼らは、人間のルールを知らないだけなのです!もしも、私達が犬と幸せな関係を築きたいのな ら、時間を割いて、彼らに人間のルールを教えてあげなければなりません。
礼儀正しい挨拶の仕方、優しく接する方法(特に子供にとって)、何を齧っていいの か悪いのか、食べ物に対してどのように振舞うのかを教えてあげなくてはなりません。
犬があなたの言っていることを聞くということは、とても重要なことです。散歩中にリードを犬がひっぱり過ぎたり、人に向かってほえたり、放した時に、あな たのところに帰ってこない等の行動は、楽しめるものではありません。犬にどのようにしてほしいかを、時間と努力、忍耐を持って教えてあげれば、私達は、犬 ともっと幸せな時間を過ごせるようになります。
トレーニングは、あなたにとって、他の人にとっても、安全のために不可欠です。そして、責任ある飼い主は、彼らの犬をトレーニングするべきです。よくトレーニングされた犬は、どこに行っても歓迎されますから!
私達は、犬がとても賢いということを覚えておくべきです。日本で人気の犬種、 秋田犬や柴犬は、とても賢く、独立性のある犬種です。彼らをトレーニングす ることはとても楽しくまた、彼らの思考へのいい運動になります。
もし、私達が犬に「任務」を与えなければ、彼らは退屈し、そのうち彼ら独自の「楽しいこ と」を見つけます。多分それは、あなたの家具を齧ったり、庭を掘り起こしたり・・そんなことです!(日本の秋田犬と柴犬の飼い主さん達は、この意味がわか りますよね!
―犬は何歳からトレーニングを始めるべきですか?
もしもあなたが、犬がとても若いうちにトレーニングを始めたら、トレーニングは簡単で済み、犬にとっても学んだことを覚えておくのが難しいことではなくな ります。ブリーダーは、まだ乳離れしていない子犬の段階でトレーニングを開始することさえ可能です。
例えば、小さい仔犬なら、足を触られたり、歯をチェッ クしたり、耳を掃除されることに慣らすことが出来ます。すごく小さい仔犬でさえ、おやつをあげることによって、お座りを躾けることが可能です。
!doctype>